法人成り その1
個人事業者が法人を設立し事業を個人から法人に移す事を法人成りと言いますが、
法人成りにはメリットとデメリットが有ります
メリット
・社会的な信用ができる
取引先や銀行から信頼面で有利になります
・所得を家族で分散が可能となる
個人事業では原則家族に給与を支払う事が出来ませんが、
法人では、家族に給与を支払う事が出来ます
・給与所得控除が使える
給与全額に所得税が課される訳ではなく、
給与所得控除を差し引いた残額に所得税が課されます
・退職金が経費となる
個人事業では退職金を受け取る事出来ませんが、
法人では退職金を受け取る事ができ
支給した退職金は経費にも成ります
・生命保険が経費となる
個人事業では、生命保険の控除額は最高で5万円ですが、
法人では支払った保険料の全額が経費となる保険も有ります
・欠損金の繰越控除ができる
赤字の繰り越しが9年可能と成り、
利益と相殺する事で税金が少なくなります。
デメリット
・事務経費の増加となる
正確な経理処理が求められるので、事務の負担が増加します
・社会保険労働保険の加入しなければならない
社会保険には強制加入なので、保険料が負担と成ります